当院は、お子さんが歯医者さんに対する恐怖心を持たないよう、様々な工夫を行っています。 まず、「麻酔」や「注射」という言葉は、それだけで痛そうなイメージがあるため、当院では「しびれ薬」と言うようにしています。 ちょっとした言葉の使い方でも、随分と子供の受け止め方は変わるものです。

そして、押さえ付けて治療を進めるようなことはせず、まずは治療ユニットのイスに座ってもらい、そこで歯磨きができるようにします。

歯ブラシは見慣れているため、ここで恐怖心を感じることはありません。そして慣れてきましたら、お口を開ける練習をし、水が出る機械や吸い込む機械を触ってもらい、器具に慣れてから治療を始めます。

歯の治療は3歳からですが、それ以前でも歯を丈夫にするためのフッ素を塗ったり、歯に関するお手入れの方法や注意点を親御さんにお教えしたりしています。

特に気を付けて頂きたいのが間食です。
おやつは必要ですのでいっぱい食べて頂いて構いませんが、大事なのはいつもお口の中に食べ物があるような状態を避けて、時間を決めて食べるということです。

早めに歯医者さんに来て頂くことで、こういった生活習慣が身に付き、それが大人になってからも歯を守ることに繋がっていきます。
お子さんの歯のケアは、歯さえ生えていれば早過ぎるということはありません。
いつでもお気軽にお越し頂ければと思います。

乳歯の奥歯には深い溝があり、特に磨きにくいため、むし歯ができやすい傾向にあります。そこで、あらかじめその溝を埋めてしまう処置がシーラントです。

全員が実施する必要はありませんが、検診の際に必要があればお勧めするようにしています。

当院では、親御さんも一緒に、お子さんへの歯磨き指導をお聞き頂くようにしており、さらに、市販品のフッ素入りケア用品などについてもアドバイスをさせて頂いております。

歯磨き粉をご購入される際も、ぜひフッ素が入っているものをお選び頂ければと思います。